名古屋市の河村たかし市長は22日の記者会見で、大村秀章知事の解職請求(リコール)を巡る署名活動の不正疑惑について「偽造は想像のはるかかなた。ありえない。犯罪になるだけだ」と述べ、関与を重ねて否定。署名簿について「死んだ人(の名前)もたくさんあると聞く。相当前の名簿を書き写したのではないか」と語った。
河村市長はまた、署名簿に同一筆跡の署名があることについて、リコール運動終結間際の2020年11月上旬に知ったと説明。当初から河村事務所が運動の内部情報を漏えいしていると疑われ、リコール事務局に「情報隔絶」されたため、不正に気づけなかったと釈明した。
リコール運動を巡っては、大村知事と対立する河村市長は「応援団」として支援してきた。記者会見で河村市長は、10年に自らが主導した市議会解散請求の時に署名を集めた「受任者」の名簿3万人分を知事リコール運動でも受任者集めに役立ててもらおうとリコール事務局に貸していたことを明らかにした。名古屋市選挙管理委員会によると、当事者間で使用目的が明確なら、貸与は問題ないという。【岡正勝】
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