海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」が高知県足摺岬沖で民間商船と衝突した事故で、潜水艦乗員の練度不足から操艦のミスが起きた可能性があることが10日、政府関係者への取材で分かった。そうりゅうは定期検査で長期間、洋上を離れており、事故当日は高度な任務に復帰するため、練度を取り戻す訓練に当たっていた。海自は乗員の訓練状況や、定められた操艦方法が徹底されていたかどうか確認を進める。
潜水艦は高知港に入っており、運輸安全委員会の船舶事故調査官は10日現地で調査を始めた。
防衛省によると、そうりゅうは8日午前、海面から浮上する際、商船をよけきれずにぶつかったとみられる。船体を上昇中は、水中音波探知機(ソナー)で商船を認識できず、海面近くまで来て潜望鏡を出して気付いたという。政府関係者によると、任務復帰前の乗員の訓練が不十分な状態だったことが、ソナーによる周辺船舶の監視不足や浮上手順の誤りにつながった可能性があるという。
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