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秋篠宮さま、穏やかに決意 静寂の中、厳粛に―立皇嗣の礼 - 時事通信ニュース

2020年11月08日20時56分

「黄丹袍(おうにのほう)」の装束姿で立皇嗣宣明の儀に臨まれる秋篠宮さま=8日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

「黄丹袍(おうにのほう)」の装束姿で立皇嗣宣明の儀に臨まれる秋篠宮さま=8日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

  • 立皇嗣の礼朝見の儀の料理(宮内庁提供)

 「務めを果たしてまいりたく存じます」。8日午前、皇居・宮殿「松の間」で厳かに行われた「立皇嗣宣明の儀」。秋篠宮さまは穏やかな声で皇位継承順位1位の皇嗣としての決意を示された。

秋篠宮さま「立皇嗣の礼」 「責務に思い、務め果たす」―皇居

 午前11時、皇太子が着用する「黄丹袍(おうにのほう)」をまとった秋篠宮さまが、同妃紀子さまと入室し、天皇、皇后両陛下が正面中央の壇上に立った。「文仁親王が皇嗣であることを、広く内外に宣明します」。秋篠宮さまの地位を宣言する天皇陛下の声が響いた。続いて秋篠宮さまが紀子さまと両陛下の前に進み、穏やかながらもはっきりした口調でお言葉を読み上げた。
 宣明の儀は約11分間で終了。新型コロナウイルスの感染防止のため、参列者はマスクを着け、間隔を空けて3列に整列し、両側の扉や障子は開けたまま行われた。
 秋篠宮さまはその後、陛下から受け取った皇太子の守り刀「壺切御剣」と共に儀装馬車に乗り込み、宮殿を出発。厳粛な雰囲気の中、皇嗣として初めて宮中三殿の殿上に上がり、紀子さまと皇室の祖先や神々に挙行を報告した。
 夕方、松の間で行われた「朝見の儀」には、秋篠宮さまが勲章にえんび服姿、紀子さまがティアラにローブデコルテ姿で臨んだ。秋篠宮さまは両陛下の前に立ち、「これからも力を尽くしてまいりたく存じます」と述べ、両陛下があいさつを返した。宮内庁によると、皇后さまが公式行事であいさつしたのは2003年4月以来17年ぶり。
 両陛下とご夫妻は、黒豆と日本酒などを煮詰めた「九年酒」が注がれた杯を交わし、料理が並んだ机の前に座って、陛下から順に箸を立てる所作をした。
 朝見の儀は20分余りで終了。宮殿で車を待つ間、ご夫妻がほっとした様子で言葉を交わし、秋篠宮さまの表情が緩む場面も見られた。

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